“尻腰”の読み方と例文
読み方割合
しっこし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『大清』も、あまり馬鹿々々しいので笑い出し、世の中にはずいぶん尻腰しっこしのない男もあるもんだ、と言った。
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
又首尾く山三郎を仕止めれば此の山は同類を集めて、毒をくらわば皿までねぶれで、飽くまでも遣り通します、貴方それでは余り尻腰しっこしえというもんだ、わたしいや
……添役人は十人もくっついているんですが、どれもこれも書役かきやくあがりの尻腰しっこしなし。……おや、たいへんとマゴマゴするばかり。……ようやくわれに返って門内へなだれこんだが、もうあとの祭。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)