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尻居
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しりい
ふりがな文庫
“
尻居
(
しりい
)” の例文
猪熊
(
いのくま
)
の
爺
(
おじ
)
は、
尻居
(
しりい
)
に倒れて、とび出しそうに大きく目を見ひらいたが、急に恐怖と苦痛とに堪えられなくなったのであろう、あわてて
高這
(
たかば
)
いに
這
(
は
)
いのきながら声をふるわせて、わめき立てた。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
砲台の
真中
(
まなか
)
に破裂せし敵の
大榴弾
(
だいりゅうだん
)
の乱れ飛ぶにうたれて、
尻居
(
しりい
)
にどうと倒れつつはげしき苦痛に一時われを失いしが、苦痛のはなはだしかりしわりに、脚部の傷は二か所とも幸いに骨を
避
(
よ
)
けて
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
叫びつつはね起きたる武男は、また
尻居
(
しりい
)
にどうと倒れぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“尻”で始まる語句
尻
尻尾
尻餅
尻端折
尻目
尻込
尻切
尻馬
尻持
尻眼