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小馬鹿
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こばか
ふりがな文庫
“
小馬鹿
(
こばか
)” の例文
雑草のかげにつくばいながらじっとその
灯
(
ひ
)
を見上げていると、又してもあの、人を
小馬鹿
(
こばか
)
にしたような、賢女振った顔が眼先にちらついて、
胸糞
(
むなくそ
)
が悪くなって来る。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
宇宙を
小馬鹿
(
こばか
)
にしたような、ぬけぬけしいおとなしさだ。だから、太陽の光線とじか
取引
(
とりひ
)
きである。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そこで、僕に云わせると、失恋の
極
(
きょく
)
、命をなげだして、
恋敵
(
こいがたき
)
と無理心中をやった熊内中尉は、大馬鹿者だと思う。鰻の
香
(
におい
)
を嗅いだに終った竹花中尉も、
小馬鹿
(
こばか
)
ぐらいのところさ。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私が發見したものは眞實なのに、その眼はひとを
小馬鹿
(
こばか
)
にしたやうな眼付をして、それを信じまいとするらしい——感じやすい、煩悶してゐる、と私が
咎
(
とが
)
めるのを拒んでゐるやうだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
人を
小馬鹿
(
こばか
)
にしたように、にやにやしながら
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
鹿
常用漢字
小4
部首:⿅
11画
“小馬”で始まる語句
小馬
小馬田