小閑ひま)” の例文
いそがしい父の小閑ひまを見てはひざをすりあわせるようにして座りこんでいた。いつも鉱山やまのことになると訥弁とつべん能弁のうべんになる——というより、対手あいてがどんなに困ろうが話をひっこませないのだ。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)