小百合さゆり)” の例文
三十前からつなでは行かぬ恐ろしの腕と戻橋もどりばしの狂言以来かげの仇名あだな小百合さゆりと呼ばれあれと言えばうなずかぬ者のない名代なだい色悪いろあく変ると言うは世より心不めでたし不めでたし
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
夢に見し白き胡蝶の忘れ羽かあらず小百合さゆりのそのひと花か
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
その手に 持ちしは、小百合さゆりを 三個
には、はた巖根いはね小百合さゆり
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
眞珠しんじゆ小百合さゆりの唇に
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)