小取廻ことりまわし)” の例文
あたかもおやかた法度はっとを犯して裏庭から御台みだいのおなさけで落ちてくように、腕車くるまで歌枕に送られたが、後を知らず、顔色も悪く未明に起きると、帯を取って、小取廻ことりまわしさきを渡して
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)