寡少かしょう)” の例文
「勝敗はすでにあきらかでござる。このうえの御評議無用。——寡少かしょうな敵軍が、なんでお味方のこの大軍に当り得ましょうや」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さくやぐら、幕、陣小屋。たちまちそこは火の海となり、官軍はぞくぞく大津、坂本方面へと退却し出した。しかしこのむりな突破に払った足利方の損害は寡少かしょうでない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうだとも。未練な弱兵はことごとく落ち失せて、ここに残った将士こそふるいにかけられた真の大丈夫ばかりである。一騎よく千騎に当る猛卒のみだ。兵力の寡少かしょうは問題でない」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徳川方は、真田を、寡少かしょう評価していた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)