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寡少
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かしょう
ふりがな文庫
“
寡少
(
かしょう
)” の例文
「勝敗はすでにあきらかでござる。このうえの御評議無用。——
寡少
(
かしょう
)
な敵軍が、なんでお味方のこの大軍に当り得ましょうや」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
柵
(
さく
)
、
櫓
(
やぐら
)
、幕、陣小屋。たちまちそこは火の海となり、官軍はぞくぞく大津、坂本方面へと退却し出した。しかしこのむりな突破に払った足利方の損害は
寡少
(
かしょう
)
でない。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうだとも。未練な弱兵はことごとく落ち失せて、ここに残った将士こそ
篩
(
ふるい
)
にかけられた真の大丈夫ばかりである。一騎よく千騎に当る猛卒のみだ。兵力の
寡少
(
かしょう
)
は問題でない」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
徳川方は、真田を、
寡少
(
かしょう
)
評価していた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“寡”で始まる語句
寡婦
寡
寡言
寡聞
寡兵
寡黙
寡人
寡慾
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寡欲