“寝過”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねす50.0%
ねすご50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日は母も清三も寝過ねすごしてしまった。時計は七時を過ぎていた。清三はあわてて茶漬ちゃづけをかっ込んで出かけた。いくら急いでも四里の長い長い路、弥勒みろくに着いたころはもう十時をよほど過ぎた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
草鞋わらじの足音がぴちゃぴちゃと聞えるので雪解ゆきどけのひどい事が想像せられる。兼太郎は寝過ねすごしてかえっていい事をしたとも思った。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)