トップ
>
富来
>
とぎ
ふりがな文庫
“
富来
(
とぎ
)” の例文
手紙の方は村から一里余離れた
富来
(
とぎ
)
町の清左衛門という呉服屋の次男で、つい先頃七尾の或る呉服屋へ養子に行った男から来たのであった。
恭三の父
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
それから
富来
(
とぎ
)
、
増穂
(
ますほ
)
、
剣地
(
つるぎじ
)
、藤浜、黒島——外浜を段々奥へ、次第に、
巌
(
いわ
)
は荒く、波はおどろになって、
平
(
たいら
)
は奇に、奇は
峭
(
けわし
)
くなるのだそうで。……可心はこの黒島へ出たのです、穴水から。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「今年ゃ七海に
神輿
(
みこし
)
を買うて、
富来
(
とぎ
)
祭に出初めやさかい、大方家のお父様ねも飲ましとるに違いないねえ。」
恭三の父
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
「どうや、恭公、(
富来
(
とぎ
)
の市)とどつちが賑やかや?」などと
調戯
(
からか
)
ひなどした。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“富”で始まる語句
富
富豪
富貴
富士
富籤
富山
富田
富家
富士山
富裕