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宿境
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しゅくざかい
ふりがな文庫
“
宿境
(
しゅくざかい
)” の例文
吉左衛門なり金兵衛なりは他の宿役人を誘い合わせ、
羽織
(
はおり
)
に無刀、
扇子
(
せんす
)
をさして、西の
宿境
(
しゅくざかい
)
までそれらの一行をうやうやしく出迎える。そして東は
陣場
(
じんば
)
か、峠の上まで見送る。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
お民の
亡
(
な
)
き
舅
(
しゅうと
)
、吉左衛門なぞが他の宿役人を誘い合わせ、いずれも定紋付きの麻の
𧘕𧘔
(
かみしも
)
を着用して、一通行あるごとに
宿境
(
しゅくざかい
)
まで目上の人たちを迎えたり送ったりしたころの木曾路ではもとよりない。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
境
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾