“客振舞”の読み方と例文
読み方割合
きゃくぶるまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婚礼の祝いは四日も続いて、最終の日の客振舞きゃくぶるまいにはこの慶事に来て働いてくれた女たちから、出入りの百姓、会所の定使じょうづかいなどまで招かれて来た。大工も来、畳屋も来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もはや客振舞きゃくぶるまいの取り込みも静まり、一日がかりのあと片づけも済み、出入りの百姓たちもそれぞれ引き取って行ったあとなので、おまんは炉ばたにいて家の人たちの好きな芋焼餅を焼いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
半蔵が父とこんな言葉をかわしたのは、客振舞きゃくぶるまいの続いた三日目の朝である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)