“実性”の読み方と例文
読み方割合
じっしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「第二には——その密偵、実性じっしょうなる下司げす、山門の僉議せんぎを盗み聞き、世上へしからぬ風説を流布るふいたしたる罪状はいかん」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぼうのお方! 房のお方! わたくしは吉水の者です、上人のお弟子の端につらなる実性じっしょうと申す者です。はやくここを
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近づいて行くと、うめきが聞こえた、怪我人けがにん実性じっしょうは、むしろの上に横たわって、苦悶しているらしかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)