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宗十郎頭巾
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そうじゅうろうずきん
ふりがな文庫
“
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)” の例文
そうしておいて竜之助は、懐中から
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)
を出して
冠
(
かぶ
)
りました。頭巾を冠ってしまってから、座敷の隅をさぐるとそこに杖が立てかけてありました。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
見ると、すぐ前に、黒の着流しに
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)
で顔を包んだ侍が、片手に細長い白い棒のような抜身を下げて、片手で霙を除けながら煙のように立っている。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
兼てその様子を
知
(
しっ
)
て居るから、緒方の書生が、気味の悪い話サ、大小を
挟
(
さ
)
して
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)
を
冠
(
かむっ
)
て、その役人の真似をして
度々
(
たびたび
)
行
(
いっ
)
て、首尾
能
(
よ
)
く芝居見物して居た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
芝の
大鐘
(
おおがね
)
は八ツ時でちらり/\と雪の花が顔に当る処へ、向うから
白張
(
しらはり
)
の小田原提灯を点けて、ドッシリした
黒羅紗
(
くろらしゃ
)
の羽織に黒縮緬の
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)
に
紺甲斐絹
(
こんがいき
)
のパッチ
尻端折
(
しりはしおり
)
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
黒縮緬の
宗十郎頭巾
(
そうじゅうろうずきん
)
を
冠
(
かぶ
)
って、
要
(
かなめ
)
の抜けた扇を顔へ当てゝ、小声で
謡
(
うたい
)
を唄って帰ります所へ、物をも言わず
突然
(
だしぬけ
)
に、水司又市一刀を抜いて、下男の持っている提灯を切落すと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“宗十郎頭巾”の解説
宗十郎頭巾(そうじゅうろう ずきん)は、江戸時代、主に武家の男性が用いた頭巾の一種。
(出典:Wikipedia)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“宗十郎”で始まる語句
宗十郎
宗十郎町