“大鐘”の読み方と例文
読み方割合
おおがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝の大鐘おおがねは八ツ時でちらり/\と雪の花が顔に当る処へ、向うから白張しらはりの小田原提灯を点けて、ドッシリした黒羅紗くろらしゃの羽織に黒縮緬の宗十郎頭巾そうじゅうろうずきん紺甲斐絹こんがいきのパッチ尻端折しりはしおり
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
山上、十禅寺の大鐘おおがねは、はやたえまなく鳴りつづけ、ついにここも戦場と化して来た。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)