“宏荘”の読み方と例文
読み方割合
こうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、すみをたくさんうだけの資力しりょくのないものはどうしたらいいか、それよりしかたはないのだ。近所きんじょに、宏荘こうそう住宅じゅうたくはそびえている。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
院の御殿は南に淀川、東に水無瀬川の水をひかえ、この二つの川の交わる一角にって何万坪という宏荘こうそうな庭園を擁していたにちがいない。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それは宏荘こうそうとまでは行かずとも、相当の構えの家であり、もちろん私の借家とは雲泥の差があった。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)