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子安貝
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こやすがい
ふりがな文庫
“
子安貝
(
こやすがい
)” の例文
宝貝すなわち私たちの
謂
(
い
)
う
子安貝
(
こやすがい
)
を、ツシヤまたは是と近い語で呼んでいる島または人の
群
(
むれ
)
は、今のところまだ見つかっていない。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
あなたの欲しいものは何ですか?
火鼠
(
ひねずみ
)
の
裘
(
かわごろも
)
ですか、
蓬莱
(
ほうらい
)
の玉の枝ですか、それとも
燕
(
つばめ
)
の
子安貝
(
こやすがい
)
ですか?
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
安産のまじないに要るとか言って、
子安貝
(
こやすがい
)
、
海馬
(
かいば
)
、
松茸
(
まつたけ
)
の石づき、何の事やら、わけのわからぬものを四方八方に使いを走らせて取寄せ、つくづく金持の
大袈裟
(
おおげさ
)
な騒ぎ方にあいそがつきました。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
秦
(
しん
)
の
始皇
(
しこう
)
の世に、銅を通貨に
鋳
(
い
)
るようになったまでは、中国の至宝は宝貝であり、その中でも二種のシプレア・モネタと称する
黄
(
き
)
に光る
子安貝
(
こやすがい
)
は、一切の利慾願望の中心であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
貝
常用漢字
小1
部首:⾙
7画
“子安”で始まる語句
子安
子安川
子安講
子安観音