かしづ)” の例文
さるにこの継母といふは、お袖が家へ来るまでに、既に三たびも他へかしづきて、いづれも不縁になりしといへば、ほんの出来合いの間に合はせものにてとうてい永持ちのせむやうはなし。
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
いよいよ身を入れてお世話したまふにぞ、我も行末夫とかしづくべき人の、かかる時より真心尽くしてこそと。かげになりひなたになり、力を添えし甲斐ありてや、その翌々年我廿歳といふ年の夏。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)