“嫁取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めと66.7%
よめとり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綽名あだなを猩々齋と言はれるほどの酒豪で、その酒の爲に浪人し、又兵衞の娘——喜太郎には叔母に當るお米を嫁取めとつて、河内屋の後見をして居る人物です。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
綽名あだなを猩々斎と言われるほどの酒豪で、その酒のために浪人し、又兵衛の娘——喜太郎には叔母に当るおよね嫁取めとって、河内屋の後見をしている人物です。
銭形平次捕物控:050 碁敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
農夫の立場から見れば、嫁取よめとり聟入むこいり・御産・元服・節季せっき・正月などという語と同じ程度に、胸のとどろきなしには用いることのできぬ語であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)