姿容きりょう)” の例文
楚に薛崑せつこんという者があった。小さい時からりこうで、姿容きりょうがよかった。六つか七つの時、青いきものを着た婆さんが来て
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
かのあいやまと申すところに、名物のお杉お玉と申すものがおって、三味をいて歌をうたい、客の投げ与うる銭を乞うていた、そのお杉お玉両女のうち、お玉と申すのがことのほか姿容きりょうがよい
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)