妾狂めかけぐるい)” の例文
自分妾狂めかけぐるいしながら息子むすこ傾城買けいせいがいせむる人心、あさましき中にも道理ありて、しちの所業たれ憎まぬ者なければ、酒のんで居ても彼奴きゃつ娘の血をうて居るわと蔭言かげごとされ、流石さすが奸物かんぶつ此処ここ面白からず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)