妙諦みょうたい)” の例文
まあ、私について来るさ。とにかく何でもいいから、に落ちないものが見つかれば、それをまず解決して行くのがこの道の妙諦みょうたいなんだ。案外それが、直接的な重大な鍵を
断層顔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いかさま剣道の妙諦みょうたい、ひどく禅機を帯びてむずかしくなるしだいだが、手裏剣すなわち神妙剣、あえて特に、長さ三、四寸の小剣を手のうちに返して投げ打つ術をのみ手裏剣と呼ぶのではない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
下 堅く妄想もうそうでつして自覚妙諦みょうたい
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
無謀といえば無謀だったが、戦闘の妙諦みょうたいはまず敵の機先を制することにあった。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)