女皇じょおう)” の例文
むかしのことでありました。あるちいさなくに女皇じょおう二人ふたりのおさまがありました。あねいもうともともにうつくしいうえに、りこうでありました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これをおきになると、女皇じょおうはだれのこころおなじものだとおもわれて、いまはなんの躊躇ちゅうちょもなく、くらいいもうとゆずることになさいました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると、女皇じょおうは、いままでのように、あねのほうはかわいがられずに、いもうとのほうをかわいがられるようになりました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)