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奥所
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おくど
ふりがな文庫
“
奥所
(
おくど
)” の例文
旧字:
奧所
庭の
奥所
(
おくど
)
に藤棚があって、咲き垂れている藤の花の周囲を、蜜蜂が群れて飛びめぐっていた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
御器所村
(
ごきそむら
)
の一所、今日公園のある辺り、鬱々たる森林が立っていたが、そこまで一行がやって来た時、森の
奥所
(
おくど
)
から声がした。「そこへ参られたは烏組の方か?」いかめしい男の声である。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
というのは大森林の
奥所
(
おくど
)
にあたって、丹生川平があるのであるから。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
硝子窓から射して来る
日光
(
ひかり
)
が、蒐集棚の硝子にあたり、蒐集木箱の硝子にあたり、五彩の虹のような光を放ち、それらの
奥所
(
おくど
)
に置かれてあるところの、古い異国の神像や、耳環や
木乃伊
(
ミイラ
)
や椰子の実や
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
奥
常用漢字
中学
部首:⼤
12画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“奥”で始まる語句
奥
奥様
奥州
奥床
奥方
奥深
奥羽
奥山
奥義
奥行