“奉捨”の読み方と例文
読み方割合
ほうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生活たつきで鳴らす琵琶の曲、ただ断るもお気の毒、はいはい奉捨ほうしゃ致しましょうぞ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
十二番の右は笠着た旅人が笠着た順礼じゅんれい奉捨ほうしゃを与へる処で、順礼が柄杓ひしゃくを突出して居ると、旅人はその歩行をも止めず、手をうしろへまはして柄杓の中へ銭を入れて居る処はく実際を現はして居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)