奇相きそう)” の例文
一時の奇貨きかも永日の正貨せいかに変化し、旧幕府の旧風をだっして新政府の新貴顕きけんり、愉快ゆかいに世を渡りて、かつてあやしむ者なきこそ古来未曾有みぞう奇相きそうなれ。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「ふうむ、君の人相を仔細に見たのは今が初めてであるが、君の人相は天下の奇相きそうであるぞ。愕いたもんだ」
第四次元の男 (新字新仮名) / 海野十三(著)