太常卿たいじょうけい)” の例文
と、九錫きゅうしゃくの栄誉を加え、臣下の太常卿たいじょうけい邢貞けいていにその印綬をもたせて、趙咨ちようしとともに呉へ赴かせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一日いちじつ東角門とうかくもんに坐して、侍読じどく太常卿たいじょうけい黄子澄こうしちょうというものに、諸王驕慢きょうまんの状を告げ、しょ叔父しゅくふ各大封重兵ちょうへいを擁し、叔父の尊きをたのみて傲然ごうぜんとして予に臨む、行末ゆくすえの事も如何いかがあるべきや、これに処し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)