太子みこ)” の例文
そこが好みに合つたものかどうか、姉は四年ほど前に、執政の太子みこ・中ノ大兄おいねの妃に迎へられた。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
皇朝くわうてうの昔、七〇誉田ほんだの天皇、兄の皇子みこ七一大鷦鷯おほさざききみをおきて、すゑ皇子みこ七二菟道うぢきみ七三日嗣ひつぎ太子みことなし給ふ。天皇崩御かみがくれ給ひては、兄弟はらからゆづりて位にのぼり給はず。
御佛の守の袋七袋太子みこがもたしゝその七袋
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)