太初たいしょ)” の例文
この仕事に没頭することちょうど満四年。太初たいしょ元年にようやくこれを仕上げると、すぐに彼は史記しき編纂へんさんに着手した。遷、ときに年四十二。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
太初たいしょ以来、個々の部曲家門に専属した神が、だんだんと共同の神に化し、いわゆる分霊思想を発達せしめた傾向は、今にたゆみもなく続いている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)