“天賞堂”の読み方と例文
読み方割合
てんしょうどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は待っている間に先頃お母さんと天賞堂てんしょうどうへいった時のことを思い出した。夫婦だか兄妹だか兎に角若い男女が女持ちの金時計を買いに来ていた。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
山崎洋服店の裁縫師でもなく、天賞堂てんしょうどうの店員でもないわれわれが、銀座界隈の鳥瞰図ちょうかんずたのしもうとすれば、この天下堂の梯子段はしごだんあがるのが一番軽便けいべんな手段である。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)