大降おおぶ)” の例文
大降おおぶりだな、——慎太郎はそう思いながら、早速さっそく寝間着を着換えにかかった。すると帯を解いていたお絹が、やや皮肉に彼へ声をかけた。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こいつは大降おおぶりに成らなけりやいゝがッて、空を見ながら、おかはりをなすつたけ。ポツリ/\降つたばかり。
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そして一度降り出すと、まるで天の底がぬけたかと思われるくらい、二日の間、大降おおぶりに降り続きました。
ひでり狐 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)