大賑おおにぎ)” の例文
まもなく荘院しゃうやの内は、大賑おおにぎわいになった。県のお役人衆とあって、下へもおかず、酒飯しゅはんはもちろん、風呂までかす騒ぎだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
借款はかくの如く支那全土を通じて大賑おおにぎわいであるが、これはたとい支那の国家が土崩瓦解に至るともその大なる富には変化なく、山河と共にとこしえに存在するからである。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)