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大樹
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おほき
ふりがな文庫
“
大樹
(
おほき
)” の例文
前途
(
ゆくて
)
の路もおぼつかなきまで黒みわたれる森に入るに、
樅
(
もみ
)
柏
(
かしは
)
の
大樹
(
おほき
)
は枝を交はし葉を重ねて、杖持てる我が
手首
(
たなくび
)
をも青むるばかり茂り合ひ、梢に懸れる
松蘿
(
さるをがせ
)
は
鬖〻
(
さん/\
)
として静かに垂れ
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何かは聞えぬ事のあるべき。我が
宿
(
やど
)
の
大樹
(
おほき
)
にはとまりてさへ鳴くものを
すゞろごと
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あなや
大樹
(
おほき
)
のやなぐひの
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
寄生木になつて栄えるは
嫌
(
きらひ
)
ぢや、
矮小
(
けち
)
な
下草
(
したぐさ
)
になつて枯れもせう
大樹
(
おほき
)
を頼まば
肥料
(
こやし
)
にもならうが、たゞ寄生木になつて高く止まる奴等を日頃いくらも見ては卑い奴めと心中で
蔑視
(
みさ
)
げて居たに
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“大樹”で始まる語句
大樹寺