大榕樹だいようじゅ)” の例文
ロケーションは、このへんがもうし分なしですね。あのそぎたったような崖、たおれた大榕樹だいようじゅ、うしろの入道雲にゅうどうぐもの群。そうだ、あの丘の上へ恐竜を
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五、六十歩下りて、巨人の頬髯ほおひげのように攀援類はんえんるいまといついた鬱蒼うっそうたる大榕樹だいようじゅの下まで来た時、始めて私は物音を聞いた。ピチャピチャと水を撥ね返す音である。