大月たいげつ)” の例文
くづれたる家の傍、斷えたる水道の柱弓せりもちほとりを、夢心に過ぎゆけば、血の如く紅なる大月たいげつ地平線よりまろがり出で、輕く白きもや騎者のりてかうべめぐりてひらめき飛べり。
おほらかに広み尽くせる、大月たいげつ恐怖おそれおもて
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あな、見よ、青き大月たいげつは西よりのぼり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大月たいげつは赤くのぼれり。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)