“大月対次”の読み方と例文
読み方割合
おおつきたいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸田直介きしだなおすけが奇怪な死を遂げたとの急報に接した弁護士の大月対次おおつきたいじは、恰度ちょうど忙しい事務もひと息ついた形だったので、歳若いながらも仕事に掛けては実直な秘書の秋田あきたを同伴して
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
が、その代り、その日の暮近くになって、白亭自身、一人の紳士を連れて蒼徨そうこうとしてやって来た。紳士と云うのは、白亭とは中学時代の同窓で、いまは錚々そうそうたる刑事弁護士の大月対次おおつきたいじだ。
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)