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大塔宮
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だいとうのみや
ふりがな文庫
“
大塔宮
(
だいとうのみや
)” の例文
大塔宮
(
だいとうのみや
)
の昔をしのぶにはちょうどよい土地である。あの時分以来、この十津川郷には南朝忠臣の霊気が残っているはずであります。
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それから太平記の
大塔宮
(
だいとうのみや
)
熊野
(
くまの
)
落ちの条下に出て来る竹原八郎の一族、———宮はこの家にしばらくご滞在になり、同家の娘との間に
王子
(
みこ
)
をさえ
儲
(
もう
)
けていらっしゃるのだが
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
大塔宮
(
だいとうのみや
)
が吉野に城を築き、
楠木正成
(
くすのきまさしげ
)
が千早に城を築き、前後して兵を挙げたことである。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
今なら舞台監督兼作者となったのが水蔭で、一番目の『
積
(
つも
)
る
怨切子燈籠
(
うらみきりこどうろう
)
』という半世話物の
仇討劇
(
あだうちげき
)
も二番目の何とか太平記といった
大塔宮
(
だいとうのみや
)
の
吉野落
(
よしのおち
)
を材とした一幕物も皆水蔭の
書卸
(
かきおろ
)
しであった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
大塔宮
(
だいとうのみや
)
社務所。
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
室の一隅の
草刈籠
(
くさかりかご
)
は、
大塔宮
(
だいとうのみや
)
がただいまこの中から御脱出になったままのように、書き物が
溢
(
あふ
)
れ出している。
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
間もなく赤坂の城が落ち、
大塔宮
(
だいとうのみや
)
様や
楠木正成
(
くすのきまさしげ
)
が、自害をして果ててしまった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
こうして九人の山伏が、戸野兵衛家の客となったが、これは
大塔宮
(
だいとうのみや
)
のご一行で、光林房玄尊、赤松
則祐
(
のりすけ
)
、
木寺相模
(
きでらさがみ
)
、岡本三河房、武蔵房、村上彦四郎、片岡八郎、平賀三郎の人々であった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
塔
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
“大塔宮”で始まる語句
大塔宮護良
大塔宮様