“夜居”の読み方と例文
読み方割合
よい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
修法しゅほうをする阿闍梨あじゃりたち、夜居よいの僧などは院の御心痛のはなはだしさを拝見することの心苦しさに一心をこめて皆祈った。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
着て、夜居よいのお坊様のように私はなろうと思うのですから、今度などよりもっと長くお目にかかれませんよ
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
阿闍梨あじゃり夜居よいの護持僧を勤めていて、少し居眠りをしたあとでさめて、陀羅尼だらにを読み出したのが、老いたしわがれ声ではあったが老巧者らしく頼もしく聞かれた。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)