塩鯛しおだい)” の例文
大方おおかたかゆいのだろうけれども、たださえあんなに赤くなっているものを、こうこすってはたまるまい。遠からぬうちに塩鯛しおだいの眼玉のごとく腐爛ふらんするにきまってる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
塩鯛しおだい歯茎はぐきも寒しうおたな 同
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)