トップ
>
塗筥
>
ぬりばこ
ふりがな文庫
“
塗筥
(
ぬりばこ
)” の例文
信長は、傍らの
塗筥
(
ぬりばこ
)
を小姓の手から授けた。特に、
采配
(
さいはい
)
を賜わったのである。藤吉郎は初めて、信長から一個の将として許されたのであった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼はもちまえの東北武士らしい血をあらだたせて、さりげなく、預かって出た写経の
塗筥
(
ぬりばこ
)
を、手につかんで、
唾
(
つば
)
をした。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平たい
塗筥
(
ぬりばこ
)
である。ゆるしをうけて、吉次は、そっと、
蓋
(
ふた
)
をとって見た。
伽羅
(
きゃら
)
の香が、煙かのように、身をくるむ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水びたしになった
塗筥
(
ぬりばこ
)
や
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
塗
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
筥
漢検1級
部首:⽵
13画
“塗”で始まる語句
塗
塗籠
塗炭
塗抹
塗師
塗盆
塗下駄
塗付
塗料
塗骨