“報賽”の読み方と例文
読み方割合
ほうさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠野郷には八ヶ所の観音堂あり。一木をもって作りしなり。この日報賽ほうさいの徒多く岡の上に灯火見え伏鉦ふせがねの音聞えたり。道ちがえのくさむらの中には雨風祭あめかぜまつり藁人形わらにんぎょうあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日夜いた一枚の命懸けの仕事する者どもゆえ、朝夕身の安全を蛭子えびす命に祷り、漁に打ち立つ時獲物あるごとに必ずこれに拝詣し報賽ほうさいし、海に人落ち込みし時は必ずその人の罪を祓除ふつじょ
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
遠野郷には八か所の観音堂あり。一木をもちて作りしなり。この日報賽ほうさいの徒多く、岡の上に燈火見え伏鉦の音聞こえたり。道ちがへの叢の中には雨風祭りの藁人形あり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)