基米キロメートル)” の例文
気絶する程に痛い足を十基米キロメートルも引摺り引摺り、又もあの鉄と火のざき地獄の中へ追返されるのかと思うと、自分自身が苛責さいなまれるような思いを肋骨あばら空隙くうげきに感じた。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やがて二基米キロメートルも来たと思う頃、半月の真下に見えていた村落の廃墟らしい処に辿り付いた。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)