“城持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろもち50.0%
しろも50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
借金の向う所天下に敵なし。堂々たる十万石以上の城持しろもち、国大名が頭を垂れて大坂商人の憐みを請うもまた気の毒ならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
欧洲における新教革命の反動として勃興ぼっこうしたる「ジェスイト」派の高僧、熱信ねっしん篤行とっこうの君子ザウィエールの手によりて、洗礼を受けたるもの、上は国持くにもち城持しろもちの大名より
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
お前もあんな美しい娘を女房にもらって、シトカの城持しろもちになるところだったが、断わったとは惜しいことをしたものだなどといった。
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)