“国持”の読み方と例文
読み方割合
くにもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ねえ、お仲間さん、実はこの店を、きょう一日あっしら五人で買い切ったんでござんす。大名であろうと国持くにもちであろうと坊主、御高家、浪人者。
そうした都市政策の一方、大御所政治は、農村に対しても、従来の放漫な切り取り徴発や、国持くにもちまかせを許さなかった。徳川式の封建政策をぽつぽつきはじめていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
欧洲における新教革命の反動として勃興ぼっこうしたる「ジェスイト」派の高僧、熱信ねっしん篤行とっこうの君子ザウィエールの手によりて、洗礼を受けたるもの、上は国持くにもち城持しろもちの大名より
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)