“しろもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
城持50.0%
白餅50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
借金の向う所天下に敵なし。堂々たる十万石以上の城持しろもち、国大名が頭を垂れて大坂商人の憐みを請うもまた気の毒ならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
欧洲における新教革命の反動として勃興ぼっこうしたる「ジェスイト」派の高僧、熱信ねっしん篤行とっこうの君子ザウィエールの手によりて、洗礼を受けたるもの、上は国持くにもち城持しろもちの大名より
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
愛知県北設楽きたしだら段嶺だみね村大字豊邦字笠井島の某という十歳ばかりの少年が、明治四十年ごろの旧九月三十日、すなわち神送かみおくりの日の夕方に、家の者が白餅しろもちを造るのに忙しい最中
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)