城持しろもち)” の例文
借金の向う所天下に敵なし。堂々たる十万石以上の城持しろもち、国大名が頭を垂れて大坂商人の憐みを請うもまた気の毒ならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
欧洲における新教革命の反動として勃興ぼっこうしたる「ジェスイト」派の高僧、熱信ねっしん篤行とっこうの君子ザウィエールの手によりて、洗礼を受けたるもの、上は国持くにもち城持しろもちの大名より
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)