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垂迹
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すいじゃく
ふりがな文庫
“
垂迹
(
すいじゃく
)” の例文
妙理大菩薩、十一面観音、阿弥陀如来、聖観音の四仏とに就て本地
垂迹
(
すいじゃく
)
を説いたものに過ぎないであろう。
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
富士の権現は信濃の国
浅間
(
あさま
)
大神と、一神両座の
垂迹
(
すいじゃく
)
と信ぜられていたところから、
浅間菩薩
(
せんげんぼさつ
)
ともいい、富士
浅間
(
せんげん
)
菩薩とも呼んだりしたが、本元の
浅間
(
あさま
)
山の方は、一の鳥居があるだけで、御神体は
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
「否、否、
垂迹
(
すいじゃく
)
和光の月明らかに——」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
然
(
しか
)
るに其後僧空海が登山して本地
垂迹
(
すいじゃく
)
を説き、大己貴を座王菩薩、少彦名を薬師如来の垂化現出であると唱え、二仏を山上に安置して御岳山座王大権現と称したとのことである。
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
ここ本地
垂迹
(
すいじゃく
)
説は全く完成し、或は天台或は真言の教義に拠りて詳しく説明された精密なる組織を以て、山王一実神道及び両部習合神道が創設され、古来の山岳信仰と牴触矛盾することなくして
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
“垂迹”の意味
《名詞》
仏や菩薩が衆生救済のため仮の姿で出現すること。
《動詞》
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(出典:Wiktionary)
“垂迹(本地垂迹)”の解説
本地垂迹(ほんじすいじゃく)とは、仏教が興隆した時代に発生した神仏習合思想の一つで、神道の八百万の神々は、実は様々な仏(菩薩や天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考えである。仏本神迹説と呼ばれる場合もある。
(出典:Wikipedia)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
迹
漢検1級
部首:⾡
10画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂氷
垂簾
垂水