“垂流”の読み方と例文
読み方割合
たれなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ大道上に一空地を劃し低き土壁をめぐらしたるのみにて糞壺くそつぼもなければ小便だめもなく皆垂流たれながしなり
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
この時は僧侶にとってはラサ府に居って一番気色きしょくのよい時で、どこへ行っても美しい。平生へいぜいは僧侶でも婦人でもちょっとつくもって垂流たれながしをやるですが、この時はそういう訳に行かんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)