たい)” の例文
やゝしばし上りて山上のたいらなる道となり、西することしばらくにして、山上の凹みに巣くへる白き家と緑と錯綜せるナザレのむらあらはれ出づ。
だがたいらな道でもつまずくことはあるものですし、しょせん人間の運命とはそうしたものです。大本おおもとにおいては誤らぬまでも、区々たることについては間違うものです。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)