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坎坷
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かんか
ふりがな文庫
“
坎坷
(
かんか
)” の例文
はなはだしく
坎坷
(
かんか
)
不遇を歎じなければならぬほどでないことは、上文に述べたごとくであるのみならず、実隆は他の公卿に比して天顔に
咫尺
(
しせき
)
する機会が多かった。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
表街の人道にてこそ沙をも蒔け、
※
(
すき
)
をも揮へ、クロステル街のあたりは凸凹
坎坷
(
かんか
)
の處は見ゆめれど、表のみは一面に氷りて、朝に戸を開けば飢ゑ凍えし雀の落ちて死にたるも哀れなり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
イクバクモナクシテ都ニ入ル。
坎坷
(
かんか
)
不遇。後ニ
太政官
(
だいじょうかん
)
ニ出仕シ、官ニアルコト十余年、明治
庚寅
(
こういん
)
病ヲ以テ
亡
(
ほろ
)
ブ。詩稿
散佚
(
さんいつ
)
シ流伝スルモノ
太
(
はなは
)
ダ
罕
(
まれ
)
ナリ。余多方ニ
捜羅
(
そうら
)
シ僅ニ数首ヲ得タリ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
表街
(
おもてまち
)
の人道にてこそ
沙
(
すな
)
をも
蒔
(
ま
)
け、
※
(
すき
)
をも揮へ、クロステル街のあたりは
凸凹
(
とつあふ
)
坎坷
(
かんか
)
の処は見ゆめれど、表のみは一面に氷りて、朝に戸を開けば飢ゑ
凍
(
こゞ
)
えし雀の落ちて死にたるも哀れなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
坎
漢検1級
部首:⼟
7画
坷
部首:⼟
8画
“坎”で始まる語句
坎
坎壈
坎日