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地隙
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ちげき
ふりがな文庫
“
地隙
(
ちげき
)” の例文
地隙
(
ちげき
)
というものがある。地球を人体にたとえるなら、そのひびかアカギレみたいなものと思えばいい。それが行軍路の随所にあった。
狂い凧
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
地隙
(
ちげき
)
を這い出る数億の
蟻
(
あり
)
の行列の一匹一匹に青空一面の光りを焦点作らせつつジリジリと真夏の
白昼
(
まひる
)
の憂鬱を高潮させて行った。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
だが、時間がたつに従って、一座は、今日の爆撃がたまたま
地隙
(
ちげき
)
を縫って、深い地下に達したというような
紛
(
まぐ
)
れあたりのものでないことに気がついたのだった。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
だからこの警報を聞いたら、大急ぎで、反対の側の山かげや
地隙
(
ちげき
)
にかくれるとか、または本艇へかけもどって来れば、一そう安全だ。だから君たち、心配はいらないんだよ
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“地隙”の解説
地隙(ちげき)は、地表が割れて出現した隙間のこと。旧日本軍では一般的に用いられていた用語である。
中国では大規模な地隙が見られ、水のない谿谷(渓谷)をなしている。秦末の時代、項羽が降伏した秦の兵士を新安(現在の河南省義馬市)の巨大な地隙に生き埋めにした。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味